2010年

12月

30日

お姫様になれる人となれない人~エンジョイ湯河原

今日は湯河原でルート。

メンバーはケーコさん、タイゾーさん、サキちゃん(タイゾーさんの娘!)、途中からタケピさん、マミさんという豪華メンバー。なんとマミさんは初外岩!さらにサキちゃんにいたっては初クライミングと今年最後にして初づくしというおかしなコトに。

今日の湯河原はすごいコミコミ。一面ロープで覆われている。多少気後れしながらもクライミング開始!まずはコミがシルクロード(5.7)に登りトップロープをセットする。と、簡単に書いていますが久しぶりのリード。ランナウトが怖くて怖くて。時間をかけてゆっくりゆっくりと登ってしまいました。参った。

と、いつの間にかタケピさん、マミさんが到着。早速おたまじゃくし(5.6)にトップロープを掛ける。さあ、みなさん登りましょう!

おたまじゃくしの前で。

あったかくて、良い感じの一日でした。

サキちゃんの初クライミングはおたまじゃくし!

ドキドキ。

タイゾーさんの心配をよそに、スイスイと登るサキちゃん(高校1年生)。見事にオンサイト!さらに勢いでもういっちょ!練習でおたまじゃくしを登りこむ!

本日のベストショット!

親子でクライミングって、いいですね。タイゾーさんもいつになく嬉しそう。もうデレデレ。

そんなパパにビレイしてもらって、サキちゃんシルクロードにトライ!これまたスイスイと核心を突破!そして、これまたノーテンションで登り切る!す、すごい・・・。

勢いに乗ってマミさんもシルクロード。キャーキャーとうるさいうるさい。まあ、初外岩なので仕方ないと思おう。そんなマミさんも見事完登!まだ初めて一年も経っていないけれど、登りは上手。下りるのは下手(苦笑)。タケピさんが下りてくるマミさんを迎えに行くというお姫様状態。そんな優しいタケピさんを初めて見ました(苦笑)。

ここでお昼休憩と思いきや、ケーコさんから『とけいワニにトップロープ掛けて!』とお願いされる。コミも好きなルートなので早速トライ。結局3トライ目で久しぶりのとけいワニをリードで登る。このルート、面白いわ~!

ケーコさんもムーヴ・ホールドを確認しながらトップアウト。

そしてお昼休憩も終わり、希望峰へ移動。

タイゾーさん、思い出の帰還兵。

忘れもしない、今年の1月。見事RPを果たした帰還兵。あの頃、本当に頑張って、登れたときはとても感動しましたね!

でも、忘れちゃったみたい。登り方を・・・(苦笑)。それでも何とかトップアウト!

なぜかマミさんも。そしてなぜかテン山だったけれどトップアウト!恐るべしですね。レイバックなんて言葉も覚えたらしく、堂々と使ってました。

 

そしてアブラカタブラへ移動。するとタケピさんが遠くから叫ぶ。

『マミさんが風邪引いちゃうから、もう上がるわ!』

えぇぇぇぇ!?

みんな唖然(苦笑)。どれだけお姫様!?しかも優しすぎるタケピさんが気持ち悪い(笑)!!

アブラカタブラ(5.10a)は、タイゾーさんオンサイト!サキちゃん、なんと1テンションでトップアウト!こりゃ、もう始めるしかないね!

 

で、ケーコさんがトップロープながらもとけいワニをノーテンションで登り切る!あのスラブを登れるってのはなかなか良いんじゃない?

 

最後にシャックシャイン(5.10d)にタイゾーさん初トライ。核心で落ちてしまったけれど、新たな目標が見つかった!?ケーコさんも核心まで。ってことで日も落ちかけたことだし本日は終了。

 

今日は、エンジョイクライミングを堪能できました。サキちゃんというニューウェイブも登場で、盛り上がった一日でした。

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2010年

12月

28日

1周と1手モノ~強風湯河原

ビュービュー!

久しぶりの湯河原で、久しぶりの強風!

パッドが舞い散る季節到来。

初めて湯河原ボルダーに来たときを思い出します。

 

風さえ吹かなきゃ暖かくていいんだけどな~などとブツブツ言いながら歩く。

ってことで、河原沿いを歩き桜岩へ。

コミは途中一人寄り道し、気になる課題をチェック。まだトライしたことなく、一度

見に来ただけ。今回は真剣にホールドを確認したから頭の中で使うホールド、ムーヴが思い浮かぶ。うん、魅力的。近いうちにトライを始めよう。

 

桜岩にはコミたち3人だけ。午後になって一人、そして2人と増える。静かに、ボルダリングに打ち込む。

 

ケーコさんは桜岩を1周するというトラバース課題4級を目標に据える。コミはaoisoraさんが登った課題をリピートしなければ気が済まない。タケピさんはというと、寒いを連発し全く動かない(苦笑)。

 

さて1周にトライしているケーコさん。7級からスタートし左回りに1周するという大胆な設定。まずはカチをつないで東面から南面へ。ここが第一の核心?クライムダウンしつつ、遠いガバを取りに行くところができない。うんうん唸っているケーコさんに触発されたか、突如タケピさん始動。ちょっとアップした後に1周を始める。も、南面から西面(ここが核心だと感じるコミ)で力尽きる。ふ~んなどと言いつつまた動かなくなるタケピさん(苦笑)。

「夕空/3級」なるaoisoraさん課題。記憶ではノーズ2級スタートから左手を寄せて直登みたいな感じだったはず。いやぁ~厳しい。苦手なフルパワー系。まず一手目の寄せが厳しい。そのあと体勢作るのも悪い。初手、2手目核心。まずはばらして2手目のムーヴを探ることに。そこへ、タケピさん登場!どれどれなどと言いつつ「夕空」に近づいてくる。コミとケーコさんに『そっちかよ!1周は!?』などと突っ込まれる。そして「ふ~ん、厳しいね」などと言いながら1トライしてまた動かなくなるタケピさん(苦笑)。まあ、これがいつものタケピさんリズム。

 

コミは足の位置を確定させる。右足の置き方を“突っ張る動き”から“かき込む動き”に気持ち変えたらこれが抜群。さらに右手の持つ場所を若干下に移動。そして左手を出していたのを、素直に右手に変える。これでほぼ完成。あとは気合いでつなげるだけ(初手は気合いと決めつける)。そして2トライ目。

帰ってから復習しようとaoisoraさん動画を観たら、全然違ってやんの。どっちかって言ったら「秋桜/3級」なる課題でした、一手多いけど。まっ、いっか。夕空は次へのお楽しみってコトで。ちなみにこの秋桜、苦手系ということもあって難しく感じましたが(一手足して)3級でいいのでは感じました?

 

さてタケピさん、いよいよ本格的な始動か?

コミが登った「桜花SD/1級」、面白いから登ってと焚きつける。初手はコツなんだけれど、さすがはタケピさん。数トライで初手を取る。で、その後のムーヴ解析に入る。なかなか使うホールドや手順、ムーヴが確定しない。レストを数回挟みつつ打ち込む。どうやら燃えてきた様子!

その頃ケーコさんはというと、とうとう半周を達成!核心の南面から西面のところで、強風に煽られパッドとともに落ちるという奇跡を。さすがケーコさん。

ノーズ2級のかぶりから核心へ突入!
ノーズ2級のかぶりから核心へ突入!
核心ムーヴ。あと半周!
核心ムーヴ。あと半周!

そして、“お目付役”のタケピさんが説教を。

『なんで落ちたんだ!ふだんオレの言うことを聞かないからだ!返事はハイッだけ!』

タケピさんの顔、半笑いですが何か?
タケピさんの顔、半笑いですが何か?

 

  ち~ん。。。

 

 

ケーコさんは残り半周の練習へ。ここからは疲れてくるし、足も悪くなってくるので侮れない。そしてコミに『登って!』とお願い。というより、半強制。コミは断るす術を持っておらずそそくさとシューズを履く。そして1周。疲れた~。

※↓動画観ると酔いますのでご注意を。

タケピさんはというと、トライを重ねるがどうもしっくりと来ない様子。タケピムーヴでは正対デッドで2手目を出すのが一番惜しい感じ。それが保持出来る時もあるんだけれど、次のムーヴを起こせない。そして『ムーヴ教えて!』と珍しく懇願(帰りの車中でケーコさんに『教えてもらうの禁止!』と怒られていました(苦笑))。タケピさんがどんなムーヴで登るか興味あったので教えたくなかったのですが、2手目をヒールかけて取るとこと、その後の核心ムーヴ、使うホールドを言う。でもタケピムーヴでも、パワー必要だけれどそのうち登れるんじゃないかななどと思いましたが。

 

そして一気に進んで核心パート。色々試し、最終的に左足のヒールを寄せて、そのままデッドで取り行くことに。

核心ムーヴ!3手目を叩く!
核心ムーヴ!3手目を叩く!
核心の3手目ホールド。コレを取るとほぼ終わり。
核心の3手目ホールド。コレを取るとほぼ終わり。

そしてケーコさんも5級くらいと自ら言う“一手目を取れたとしてぇ~”直登ver.をトライ。も、惨敗。でも、何気に以前はヒールすら掛からなかったからね!

取れたとしてぇ~、ヒール掛けてぇ~
取れたとしてぇ~、ヒール掛けてぇ~

さて、タケピさん桜花に本気トライ。初手が取れず。数回トライ後、左足の使い方を見つけ初手ゲット!さらに数トライも核心でよれて飛び出せない。ので移動しようということで全ての移動準備完了。と、ここでタケピさん『もう一回だけいい?』と泣きの一回。そして、登っちゃいました!

核心の一手を耐えて出して止める!その後、ヨレていたせいか、なかなか左手が出ない。そして悪いところに出す!そこも耐えてガバをキャッチ。

今日一番の笑顔!コミも登ってもらえて嬉しい!一日のトライで登れるなんて・・・コミは3日間23トライも費やしたのに・・・。着々と強くなっているタケピさんが今、恐ろしいです(笑)。それにしても痛恨の動画撮影なし!もう、移動準備万端だったためビデオをセットせず。ガックシ。かなりカッコ良く登っていたのに・・・。ってことで、次回改めて撮影のため登り直してくださいね!

※↓一応のイメージ映像

さて、移動移動。

河原沿いをスルーしようとしたとき、ビビッと人の気配!よくよく見るとK師ではないですか!お久しぶりです!コミとの挨拶もそこそこに、大拍手でケーコさんを迎えるK師。K師のあたたかさに感動しましたよ!

 

せっかくだから、うるさくなっちゃうけれどお邪魔して、前々からケーコさんが気になっていた「ベイビー/3級」にトライ。“下の丸い石に乗って、カチでランジ!”とこれまたアグレッシブな設定の一手モノ。こういうの好きですよ、役人さん。オンサイト権をケーコさんが無事獲得し、いざ勝負!

 

『こんなカチ保持出来ないよ~』

 

と泣き言。2トライ目で多少飛距離は伸びたけれど残念!

飛び立つ前!
飛び立つ前!

そして、K師に登ってくださいと頼む3人組。快く登ってくれて、バシッっと!

あのスイングなる身体の振りがポイント。登りが美しい。で、それを見てコミもトライ。

スイング、全然出来ないの。結局フンッで登っちゃって。取ったあとバタバタだし。全然美しくないでやんの。そんなんで、ちょっとスイング練習してみようと思うコミ。タケピさんはというと桜花との激戦により、カチが持てず数トライで本日終了。

 

そしてケーコさんがチルドレン4級・インファント4級にラストトライ。これが何か笑っちゃう課題。丸い石に足を置いてスタートなんだけれど、いつまで経ってもその丸い石から足が離陸できない。だから、見ている人は

 

『それって、もうスタートしてるの?』

『それって、ただホールド確認しているだけに見えるよ!?』

 

って感じ。ただ、いたって本人は真剣に登っている。そんなケーコさんも途中で耐えられなくなり爆笑する。

 

『これっていいの?』

 

さてどうでしょう?ってことでコミもトライ。

 

『・・・』

 

どうなんですか!?いつまで経っても丸い石から離れられない。最終的にはこれまた爆笑!登りはしたけれど疑惑の完登。3手目のリップを探っているときには、ケーコさんのキツイ一言。

 

『丸い石にまだ立ってるよ!だったら、そこからスタートすればいいんじゃない(笑)!?』

 

あぁ、ごもっとも。

すでに3手目。スタートから足が変わらず。タケピさんもスポットせずに苦笑い。
すでに3手目。スタートから足が変わらず。タケピさんもスポットせずに苦笑い。

ちょっとスッキリしないので、最後に▲すすき岩の4級と3級にトライ。3級がなかなかバランシーで面白かった。右足を上げたら“すすき”が右足にくっついて来ちゃって、さあ大変。右足がいつ滑るか不安のままデッドを出しました。納得のネーミング。

駐車場に着くと、ニャンがお出迎え。最近よくいるらしい。すかさずケーコさんが血走った目でニャンを捕獲する!

ガシッ! 食らいつくケーコさん!
ガシッ! 食らいつくケーコさん!
ニャー!!! 必死に逃げるニャン。
ニャー!!! 必死に逃げるニャン。

本日の成果

 ▲桜岩

  再 ハイステップ7級・スラブ6級・ノーズ2級・トラバース左回り4級

  ◎ 秋桜/3級 ?(2時間くらい)パワー系。フンッの二手モノ。

 ▲重なり岩

  ◎ ベイビー/3級 ⑤ 気持ちの良い一手モノ。

  ? チルドレン/4級・インファント/4級 

   今度、リトライか!?もう少しスマートに登りたい。

 ▲すすき岩

  ◎ 4級 ①

  ◎ 3級 ⑤ 両サイドのガバカチ限定。ホールドも面白くて、楽しめた。

  

K師に色々お話を聞かせてもらって良かったです。行きたい岩場のことも聞けたのでそれだけで大満足。ありがとうございました!

 

※今回の記事にはフィクションが多少含まれています(笑)

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2010年

12月

27日

3連勝と14連敗~快晴小川山

 

雪は??

美しすぎる青空。

 

嬉しいことにキャンプ場まで車で行けた!またまた一番乗り。

1kmのアプローチがなくなっただけで異様なテンションとなる一行。トコトコと歩き出す二人に『記念写真!』と声を掛けるがタケピさん『このパッド背負ってる後ろ姿がいいんだよ』と一言。で、こだわりの写真、うん、いいね!ケーコさんのお気に入り、赤のパッドも映えています。

 

コミの目標は「石の魂」と「分岐中央3級」。と言いつつ、ミーティングにより林の中へ。

雪の影響は皆無。気温もコンディションも良い感じ。まずはケーコさんに登ってもらいたい「プーシェ/3級」へ。「穴プーシェ/7級」でアップするタケピさんとコミ。ケーコさんも穴プーシェに取り付こうとするが、コミの経験からくるコミ語録により登るのをやめる。

 

一、 精神的に余裕を持てない課題ではアップをするべからず。 

 

下地が悪かったり、高さがあって落ちたらやばかったり、限界グレードだったりって課題はアップに向かない気が。特に朝一なんて、いつも以上に何が起こるか分からないので、リスクの少ない課題でアップすることを心掛けています。

 

ってことで、ケーコさん。何から登ったかというと「プーシェ/3級」から。何か前言と食い違っている気もしますが・・・。去年の夏に触ったときには右足が上がらず終わりましたが、果たして今回は??コミとタケピさんが登ってからトライ開始。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上がりましたね、右足!

すんなりと、実力通りの登りで完登!

テクニカルな課題が、上手に登れるようになっています。登れるだろうとは思っていたけれど、実際に登れるとやはり感心する。ナイスクライミング!

 

けれど・・・

 

タケピさんもケーコさんも格好悪い・・・

リップでの動きが・・・

二人そろって、変な虫みたいになっちゃってます。

岩によくひっついている「ザトウムシ」
岩によくひっついている「ザトウムシ」
一、 常に美しい登りをしたい。

 

でも、“美しさ<安全”です。当然。また、動きの美しさだけでなく、いつどんなときでも一所懸命な姿は美しいモノですね。

クジラに戻ると、モノ好きクライマーたちが課題に取り付いています。松本から来た1パーティ4人、先週の雪の中もご一緒したF皮師もまさかの参戦。今日こそ「真夜中まで」を。

そんなクライマーたちとお話に花咲かせながら、コミたちはそれぞれが登りたい課題にトライを始める。

タケピさんは因縁のスパイヤー・スラブ4級!

ケーコさんは念願の穴社員!

コミは宿敵エイハブ船長!

入念に、入念に足の乗せ方を確認中のタケピさん。でも、どうしても足が切れてしまう。どんどん顔が曇るタケピさん。あぁ~。そこでコミは提案する。一緒にエイハブを登りましょう!と。

ケーコさんは一手一手、試行錯誤を重ねながら憧れの「穴社員」と向き合う。確実に伸びていく手数。

 『自分で考えながら登るのって楽しい!』

最終的には上部ガバカチを取れそうなところまで進みました。たった一日で、よくぞそこまで!

スポット、ありがとうございました。
スポット、ありがとうございました。

コミはエイハブと過去に類を見ない戦い。今までは数トライしたらすぐ別の課題を、だったんだけれどこの日はなぜか初打ち込み!まっ、それだけ登れていなかったからなんだけれどね。前半戦は惨憺たるもの。リップまでいけたのが8トライ中1回のみ。左手がなんだか持てなくて。

 

そんなコミを尻目に、タケピさん、いつものように颯爽と登場。

そして、これまたいつものようにサササッとリップまで。

 

お!?

お!?

おぉ!!!!!!

サササッですよ、サササッ。

カッコ良すぎです。コミはそのとき、嬉しかったんですが、今に思い返してみると悔しさがコミ上げてきます!あんなに苦労している課題を・・・サササッと登っちゃって!

 

そんなタケピさんを見て、すかさず登る準備を始めるコミ。 

 

一、 誰かが登れたときには、勢いでなぜか登れる。

 

ってことで、トライするも経験則(オカルト)は通用せず。

どうやら・・・

 

一、 無理なもんは無理!

 

途中、F皮師のアドバイスにより、棚に膝が上がるようになりました。あとは返すだけなんだけれど、今日はここまで。十分成果のあったトライだったかな!?

 

そんなコミをほっといてタケピさんの勢いは止まりません!

一手モノの「芋掘りSD/1級」。

コミは下の段までしか届かないのですが、タケピさんはさすがのパワフルカチラー!

コミとは何かが違います。やっぱり登りをみていると、明らかにジムトレの効果が出ていますね。もっと自信持っていいと思いますよ!

コミは気分を変えて二人を残し移動。石の魂は疲れてて登れそうもないので、分岐岩のスラブへ。ゆっくり鍋焼きうどんを食べ、ムーヴを思い出してからトライ。

 

登っては、怖くて下りて・・・登っては、怖くて下りてを繰り返すこと3回。そして意を決した4トライ目。とか言っていますが、最後はやはり怖くて右へ多少(だいぶ)逃げていますが。だって、手が冷たくて感覚なくなっちゃって、さらにパッドの位置も心配で・・・

 

一、 言い訳は見苦しい(苦笑)。実力不足の証(泣)。

帰りはクジラ岩経由で。すでに日は落ちる寸前。

ドンキーのルーフにF皮師が潜っている。その他には誰もいない。二人はずいぶん前にあがったそう。さらにタケピさんが「レフトスパイヤー/1級」まで登れたと聞く。す、すごすぎる。そんなF皮師の気合いの入ったナイト・トライを応援してからコミも駐車場へ。

今日の成果

 ▲プーシェ

  再 穴プーシェ/7級 下地が悪くて高さもある。朝一は緊張を強いられる。

    プーシェ/3級 マニアックでテクニカルな課題。

 ▲クジラ岩

  × エイハブ船長/1級 ⑭

   初打ち込み。気持ち的にはだいぶ進歩。次は登れると思う。思いたい。

 ▲スパイヤー

  × スラブ4級 1回触ったけれど全く歯が立たず。先週は夢?

  再 ライトスパイヤー/3級

 ▲分岐岩

  △ 分岐中央/3級 ④ 本当は直登したいので、リトライ候補。

 

今日はタケピさんデー。敵う気がしません。何はともあれおめでとうございます!

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2010年

12月

19日

上がる人と下がる人~雪中小川山

長坂を下りて、いつの間にかできていたセブンイレブンから。

あぁ、まさに透き通るような青空。ワクワク感MAXです。

のに、なんでこんなになっているんでしょうか?

いつ降ったの?雪道には、動物以外の足跡なし。嬉しくない一番乗り。タケピさんの顔が曇ります。今年の初小川山なのに。

金峰山荘前の自動販売機周辺でストレッチ。既に足もビショビショ。

 

キャンプ場からの眺めは最高!コミはだんだんとテンションが上がってきます!雪とか好きなんですよね。

ザクッザクッと音が心地よかったりして。途中、熊?の足跡を辿ってみて、余計ワクワクしてくる。夕べ、ここを歩いて、林の中に消えていったんだなって思うと、不思議な気分。

そして、ハアハアぜえぜえしながらも分岐岩到着。

今日の目標は、分岐岩のスラブと、石の魂1級です!

リップ、雪積もってますが。

無理だろぉ~ってタケピさんの忠告を聞かずに、まずはスラブ4級から取り付く。

 

で、リップ取ってにっちもさっちも行かなくなっちゃうコミ。ザクザク音を立ててリップを探るもガバが見当たらず、上がる勇気なし。そそーっとクライムダウン。そしてタケピさんの一言。

『ほらぁ~、上がれないじゃんかぁ~』

ごもっともでした。

タケピさんはというと、登らないと思いきや登ってます。何のためにって?新しいミウラーのソール“ビブラムXS GRIP エッジ”の止まり具合を確かめるためです。結論。抜群だそうです。もう登る前から子どものようにコミに自慢してきますから、ソールを(笑)。さらに写真周辺をウロウロして下りてきたかと思ったら、

『コミィ~、そこにあるミウラーベルクロ取って!』

って。何で??と思ったら、

『リソール出してさ、ステルス・ハイフリクションを張ったんだよねぇ』

と、これまた嬉しそうに言う。で、またウロウロ。そして、

『いいっ!』

だそうです。HFは冬場の寒いときには特に良さそうですよね。

で、石の魂の下見へ。どんな具合かなと。なんか登れそうな気配有り。つららの1本や2本・・・3本、4本・・・あぁ、こうなるんだって妙に感心。触ったら簡単に落ちちゃいました。やっぱし新しいんですね。

『いやぁ~、かっこいいね!』

と、タケピさんも気に入った様子。裏から上がって石の魂のリップの雪を払い落とす。下からタケピさんの声。

『もう、水が流れ落ちてきててダメだこりゃ。』

見ると確かにホールドが水で。

で、こういう時だけあきらめの悪い二人。クジラ岩なら誰かいるだろう、そこで情報交換をしようということで移動。いましたよ、1パーティ。錦糸町T-WALLの強い皆さんです。クジラの課題は無理。真夜中まで(三段)は出来るそうです。当然、コミは見てるだけ。ふと振り返ると、スパイヤーは登れそう。リップもガバだからということで4級スラブからトライ!やっとクライミングらしくなってきました!

T-WALLの方々の情報によると、相当悪いらしいこの課題。一粒の結晶に左足を乗っけて、じんわりと立ち込む。って感じの離陸核心。スタートホールドも悪いです。しばらく打ち込むタケピさん。なかなか立ち込めない。

 

ジワーッ・・・

 

ズッ!!

 

寒さと相まって、色々なモノが落ちているタケピさん。

で、攻守交代。

コミ、スタートホールドを持った瞬間、コレハイケル!となぜか確信。1トライ目、あぁ~なるほど。2トライ目、おぉ~!こ、これは!?で、左上のでっかいポッケ?を使っていいのかなと気になり始める。そこでT-WALLの方に聞いてみる。あっさり『使ってますよ』と言ってくれたので心の迷いは吹き飛びました。そして、3トライ目。マントリングも、下りてきてからもヒドイことになっていますが、とにかく今日初めて登り切りました!

タケピさんは、まさにこの左足!これがどうしても切れてしまう。あぁ、ニューソールがどんどん削れてく。そして指皮も・・・。さらに左足をピンポイントで乗せているので、そこが痛くなったらしく、テンションも削り取られる始末。『4級のくせにぃ~!』などとプンプンしていますが。コミも登れない4級、多々あります(泣)。難しいですよ!4級も。

コミの次なる課題は、ライトスパイヤー(3級)です。これ、思い出の課題。去年初めて小川山に来たときに結構はまって、やっと登れた課題。さて、思い出しながら思い出しながら。核心がリップを取るところなので、ちょっと恐怖心が。

登ること6回。以前はカチ2つから、右手を薄いカチで中継してリップを叩いてましたがその薄いカチがどれだか分からないほどカチが持てなくなっているコミ。なので左手アンダーを挿してリップを叩く作戦に変更。これ、バッチシ。無事、再登。面白かった!

さらにテンションが上がってきてるコミ。レフトスパイヤーにトライ。初めて来たときに1度だけトライして、ポッケまで触って怖くて下りてきた課題。怖さは変わりないけれど、今回はテンションの高さが違います。

 

一手目のポッケの効かせ方がわかったのが2トライ目。コミは俵っぽくしてガストン気味に引っかけます。そして次のアンダーを持った瞬間、違和感が。なんとなく濡れている気が。気のせいかもしれないけど、怖くてジャンプ。う~む。ちょっと混乱する頭。もう一度アンダーを持ったときに確信、濡れていることを。思いっきり指が濡れています。あ~ッ!アンダーを掃除してみると氷がポロポロと。いつもだったらあきらめますが、今日はあきらめの悪いコミ。執拗にトライを重ね、10トライ目!勇気を振り絞りリップを叩く!ガバッ!!登れたぁ!!

タケピさんは、すでに4級との戦いを回避した模様。一緒にレフトスパイヤーをやろうと誘う。一手目のポッケの保持の仕方で迷っている。数トライ目に滑り落ちしたときに足首を痛めたようで、『下山もあるし、大事をとってやめとくわ』ということで本日は終了。

 

帰りは渋滞なく、きっちり3時間半。雪の中で、寒くて、グチョグチョでコンディション最悪だったけれど、こんなクライミングも楽いと思うコミ。実を言うと、今年一番楽しいクライミングでした。

本日の成果

 ▲分岐岩

  × スラブ4級・スラブ3級

 ▲スパイヤー

  ◎ スラブ4級 ③

   一足モノ。足を信じられるか、立ち上がるときの微妙な足裏感覚の勝負。

  R ライトスパイヤー/3級 

   アンダーを使った方が楽かも。レフトとムーヴが似ている。

  ◎ レフトスパイヤー/1級 ⑩(通算2日⑪)

   濡れていなければやさしい課題。けれど恐怖心とあいまって面白い。

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2010年

12月

15日

取れた人と取れなかった人~課題山積の小川山

朝焼けが美しい、ここは小川山。

今日はケーコさんを連れだってのボルダリング。行きの車中で話し合った結果、まずはヴィクターへ。ケーコさんの目標である、悪名高き「マントル5級」と勝負するため。一年半前はまったく歯が立たなかったこの課題で、自分の成長を感じ取ろうという魂胆です。

ヴィクターへの途中、河原でキャンプをしていたボルダラーに挨拶。う~ん、ストイック!ヴィクターは最後まで貸し切り。思う存分ですね。

陽が当たってないので、岩がめっちゃ冷たい。一瞬で感覚がなくなってしまう。とりあえず、モチベーション激高のケーコさんのトライを見守るコミ。ケーコさんの背中からワクワク感が嫌と言うほど出ています。

1年半前はどうだったかというと、リップのガバを一度も保持できず。当然、マントルどころじゃなく、それでもリップをとるために何十回とトライを重ねていましたが・・・。

結果から言うと

 

 『取れました!』

 

リップのガバを。この1年半の成長をまざまざと見せつける。この課題のマントリングは、それほど難しくないのでもらった!と思いましたが・・・

 

まったく返せる気配がありません・・・。うんうん唸るばかりで。あぁ~、また新たな宿題が。どなたか、マントリングのコツを教えてあげてください!

コミはというと、とりあえず登りたい課題がなかったのでウロウロダラダラな感じ。コンケーブでアップしようと思ったら、

この体たらく。もしかしてと、淡い期待でtwo monksに取り付くも、当然シャルマの気持ちはわからず。さらに、かたっぱしから触りまくるもよくわからないまま終了。もうダメ。

ってことで、逃げるように移動移動。

 

やってきたのは石の魂。

コンディションは先週より断然良く感じます。早速「石の魂/1級」に取り付きます。

結果から言うと

 

 『取れませんでした。』

 

ポッケが。触りこそすれど、保持出来ず。まだしっかりと届いていないってこと。あぁ~、なんていじらしい課題。ポッケのふちに指がかかるか、かからないかのところで身体が回って落下。あぁ~、いじらしい。

あぁ~、取れてるようで、取れてません。
あぁ~、取れてるようで、取れてません。

ケーコさんはというと、5級、6級でうんうん言っています。どうやら岩が痛いらしい。またまたそんな言い訳を、と思いながらコミも取り付いてみる。思わず『うんうん』と唸ってしまうこの痛さ。疑ってごめんなさい。5級なんて“モノポッケ”ですよ。どうして?6級も想像以上に悪かったです。

落ち込んでいるケーコさんに、AITを打っているデカアベさんが『マントルの練習ならコレがいいよ!』とナイスアドバイス。そして、サササッとマントルしてみるケーコさん。あぁ~、これが出来て、なぜあれができない?さらに調子に乗って、スラブの10級にもトライ。これがヒドイ。怖い連発で、デカアベさんに全ての手と足を“操られながら”完登。まさにロボットクライミング。

これ、うまいんだけどなぁ。。。
これ、うまいんだけどなぁ。。。
10級登ったあと、なぜか照れるケーコさん。
10級登ったあと、なぜか照れるケーコさん。

最後に行き着いた岩は、分岐岩。「MNP/1級」は怖くて、難しかったです。すぐさま断念。なんかモチベーション不足による負の連鎖。全然ダメ。

トウフック怖いし、左手のカチ持てないし。。。弱すぎる。
トウフック怖いし、左手のカチ持てないし。。。弱すぎる。

ケーコさんがやっているスラブへと転身。3級にトライ。これ面白い。久しぶりにスラバー魂が燃え上がってきました。一手一手成長し、いよいよ完登と思われたその時!落ちました。ズルッと。ビックリしましたよ、ホントに。結局、ケーコさん、コミともに登れず。

 

重い足取りで、帰路につく二人なのでした。

今日の成果

 ▲ヴィクターの岩

  ×コンケーブ/3級

   2回トライしたけれどマントリングできず再登失敗。でも面白い課題。

  ×サブウェイ/3級 軽くやってみた。これまた再登失敗。

  ×延長サブウェイ/1級③ ヒールかけられず。

  ×The two monks/二段② 時期尚早。核心にすらたどり着けず。

  ×コンパウンド/4級③ カチが持てず。

  ×マントル5級① 怖かったので途中で降りてくる。

・・・ひどすぎる結果

 ▲石の魂

  ×石の魂/1級⑤ カチ力無しを痛感。ポッケ触るも保持出来ず。

  ×5級② モノポッケが痛すぎて断念。弱い。

  ×カンテ5級② ガバが限定なの?使わずにやったら難しかった。

  ◎6級③ 悪かった。

  ◎マントル7級 マントリングの基本的動き。

  ◎10級 裏側。怖かった。

 ▲分岐岩

  ×MNP/1級⑤ これまた怖かった。

  ×3級⑥ 高さがあって面白い。

  再4級① 上部が怖かった。

 

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2010年

12月

13日

Alone on the wall のアレックス・ホノルドの・・・

特集をテレビでやるようです。昨日、ケーコさんからメールで情報をもらいました。

で、テレビ欄を見てみると・・・

 

 

“600mの岸壁を命綱なしでよじ登る男!”

 

という触れ込みです。

合っているような、合っていないような。

 

果たして、どのような視点からアプローチしてくるんでしょうか。

あぁ、イロモノ扱いでないことを祈るばかりです。

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2010年

12月

12日

第1回視覚障害者クライミング世界選手権 in 習志野~二日目後半

さて、ケーコさん。

出番は前日の結果が女子の中で1位なので、女子の最後6番手での登場です。 

ストレッチをしてから作戦会議。前日練習の動画を見ながらムーヴを確認する。しかし、ここで問題が。なんと女子ルートの、125°のホールド3ヶ所が変更されたのです。先程、女子のコーチが呼ばれ説明を受け、実際にデモを見せてもらいました。その前後が核心の一つとにらみ、入念に練習したのに・・・。変更されたのは125°の2手目、アンダーの小ガバが真下に引けるドガバに。その次のホールドの間にカチが付け足され、次のホールドがラップ持ちする丸いスローパーからドガバに。要するに、登りやすくなったって感じ。問題なのは、前日練習したムーヴでいいのか?ってこと。疲れてきたときにどっかぶりで、さらにその上が最大の核心部。なので、できるだけ力を温存できるムーヴを考えていたんだけれど。ケーコさんはアンダーを引っ張り身体を振り、上のスローパーを取っていたんだけれど、真下に引くガバで同じ動きができるのかな?デモでも、正対で登っていたし。散々話し合った結果今まで通りのムーヴを第1候補に、持った瞬間無理と思ったら正対でということに落ち着く。その次のガバからのムーヴも振りでいってたんだけれど、コミはガバに足を上げハイステップでというのを第1候補に推す。

そんな話をしていると、あっという間に声がかかる。アイソレーションルームに残っているみんなから声援を受けながら、待機場所へと移動する。

本番に弱いケーコさんは、緊張した面持ち。ネガティヴな言葉が口をつく。それをポジティヴな言葉に変えさせて、コミのコーチとしての役目はほぼ終了。ケーコさんは思った以上に見えていて、登っている最中に指示を出すことはほとんどない。そしていよいよケーコさんの出番。深呼吸をしてから会場に入る。

『落ち着いてね。』

と最後に声を掛け、競技開始。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の一手では、コミも下から『出せ!出せ!』と叫んでしまいました。

練習通りのムーヴで、練習以上の高度まで登った最高のパフォーマンスでした。途中、観客の声援で、みんなここらで落ちているんだろうなってのはわかりましたが、北山真さんに『おめでとう。』ってボソッと言われて一番上まで登ったんだなって実感しました。とにかく熱く、素晴らしいクライミングでした。会場の応援も含め、とても感動しました。

 

 

動画を見直してみると、実況で・・・

 

『鍛え抜かれた筋肉美が見えます!』

 

と言われていたのには苦笑してしまいました。さらに最後、セッターの一人である渡辺数馬君がめっちゃ応援してくれていたのが、彼のファンであるコミとしてはさらに嬉しかったです。

 

 

そんな感じで、あとは応援に回るだけ。男子の部、タイゾーさんの登場です!前日のオンサイトでは29マイナスで13名中6位、B3カテゴリーでは4位でした。この登り次第ですが、筋肉痛がバキバキで・・・。

アイソレーションルームでは、タケピさんがタイゾーさんの前腕をマッサージしていました。緊張した二人の面持ち。いよいよ競技開始です。

順調に垂壁部分をこなし、右壁へのトラバース。ここも無駄のないムーヴで突破していきます。

そして、ガバでレスト。左前腕でジャムをかましています!なんだか明らかに疲れているような・・・。タイゾーさんの今日の目標まであと6手!

レスト後、一手出し、足が滑る。すでにタイゾーさんにはホールドを保持する力は残っていませんでした。この直後にフォール。力を出し切ったとは言えないかもしれませんが、この舞台でタイゾーさんの登りを見られたこと自体がコミにはとても嬉しかったです。お疲れ様です、タイゾーさん!

そして、すべての選手の競技が終わり、表彰式。

一番上にのぼったケーコさん。

おめでとー!!

これで、な、なんと!

『世界チャンピオンの女子クライマーです!』

わぁ~恐れ多い・・・

タイゾーさんとケーコさん。

金メダルも賞状もカッコ良いです!

 

 

そして、最後に選手、コーチや関係者の方々と記念撮影!

みんな最高の笑顔をしています。

 

第1回の視覚障害者クライミング世界選手権が日本で開かれたことに感謝。尽力した小林さんをはじめとした多くの方々に感謝。応援に駆けつけてくれた、攀HANNの仲間たちに感謝。コーチとして誘ってくれたタケピさんに感謝。そして、熱い登りを見せてくれた選手たちに大感謝です。そして、世界一となったケーコさんに感謝です。

 

ありがとうございました。

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2010年

12月

10日

第1回視覚障害者世界選手権 in 習志野~二日目(開会式)

スピーチをする小林さん。
スピーチをする小林さん。

なんで今日?

という感も否めませんが、開会式から二日目のスタートです。

昨日とは、観客の多さも、ゲストも、プレスの数も、雰囲気もまったく異なっていました。

会場に着いてストレッチをしていると、ケーコさんが何やら呼ばれてどっかへ連れて行かれます。戻ってきたケーコさんに話を聞くと、どうやら小林さんから頼まれごとをされたそうで。

『何頼まれたの??』

『なんか、開会式で“選手宣誓”をやってって言われた。』

『!? で、なんて答えたの?』

『ちょうど、“体育の先生”がいるから聞いてみるって言ってきた。』

ってことで巻き添えを食らうコミ。ストレッチも、昨日の復習イメトレもできずに二人でうんうんと選手宣誓の言葉を考える、あれこれと。最終的にはケーコさんの何となくのアイデアをコミがまとめるという形で。

 

で、開会式。

習志野市長や山岳協会会長?や国際スポーツクライミング連盟会長やらの挨拶の後、モンキーの小林さん登場。なぜかそこで観衆は大盛り上がり。皆さんわかってらっしゃる。

 

小林さんの開会式の言葉は感動しました。

この大会開催に至るまでのご苦労もそうですし、これまでの視覚障害者にクライミングを広める活動もそうですし、まさに日本の視覚障害者クライミングのパイオニアとしての一つの集大成という思いが伝わってきました。まだまだこれから、小林さんをはじめとした方々を必要としている人は多いと思いますので、これからも突っ走ってくださいね!

 

そんな感動に浸っているコミの横で、ブツブツとイメトレしているのがケーコさん。何をって、残念ながら選手宣誓のです。その横顔は緊張で硬くなっています。あ~、せめてこの緊張が、競技に対する緊張ならな~などと思うコミ。とてもじゃないけど登ることを考えられる状況じゃありません。このときばかりは小林さんを恨むコミ。そしていよいよ選手宣誓。

 

おもむろに立ち上がるケーコさん。

スタスタとマイクの前へ行き・・・

 

『宣誓~ッ!』

 

と一言。そこで通訳の人がそれを訳します。(今回は全部のスピーチが通訳あり)

 

『Teacher!』

 

ま、ま、まさかの誤訳!

会場がドッと笑いの渦に!

しかし緊張で気が付かないケーコさんはそのまま一気に宣誓をやりきる!もう、明らかに会場のざわつきにかき消されてますよ。あれだけ考えて、練習したのに~!予定では感動の渦に包まれるはずが、爆笑で終わるとは・・・。

 

一応、ケーコさんの宣誓の内容はというと・・・

 

 宣誓!

 我々選手一同は、

 障害に関係なく、

 自らの手と足で登ることの出来る、

 スポーツクライミングに出会えたことを感謝し、

 この世界選手権大会で全力を尽くし登り切ることを誓います!

 

開会式が終わり、アタフタとしながらアイソレーションルームへ入りました。

 

競技前、会場では小林由佳さんによる『真っクライミング』なるものが催されたようです。コミもアイソレーションルームへ入っていたので、実際を見ていないのが残念ですが、手足に電球を付け、とても幻想的なクライミングだったようです。あぁ~、見たかった!

 

そんなことをやっているとは全く気付かず、アイソレーションルームでは選手、コーチが作戦会議を行っていました。当然ケーコさん、コミペアも作戦会議を開こうと思ったのですが、選手宣誓が終わって、もはや真っ白けのケーコさんが立ち直るまでにしばらくの時間がかかりました・・・。

 

あぁ、不安な感じを引きずりつつ、いよいよ競技開始です。

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2010年

12月

09日

第1回視覚障害者クライミング世界選手権 in 習志野~初日

会場。昼休みに撮ったので閑散としていますが、競技中は大勢の観客がいましたよ!
会場。昼休みに撮ったので閑散としていますが、競技中は大勢の観客がいましたよ!

 

2010年12月4日~5日、習志野市にて第1回視覚障害者クライミング世界選手権が開催されました。

参加者は男子14名(うち1名は中学生のためオープン参加)、女子6名。参加国はホストである日本が多勢を占めていますが、スペイン、ロシア、ミャンマー、イタリアも選手を送り込んでいます!さらに視覚障害者部門とは別に肢体障害者部門も同時に開催されました。

 

競技はトップロープで行い、オンサイト競技とアフターワーク競技の合計ポイントで順位が争われます。

 

 

12月4日(金)

 ●オンサイト競技

オンサイト競技ではアイソレーション・ルームで事前に触図(立体的に印刷されたホールドの配置図)が配られ、選手たちはそれを覚えて実際の競技に入ります。さらにルートにはホールドとホールドの間に、触れば感じることの出来るライン(ヒモを埋め込んだテープ)が引いてあり、手探りで次のホールドを探すことも出来ます。ちなみに、各選手の見え方にも大きな個人差があり、全盲の方から、弱視、さらに弱視の中でもほとんど見えていない方から晴眼者と変わらないほど見えている人までいます。当然そこにカテゴリー分けが存在してきます。

 

まずは女子から、いよいよ競技開始です。

 

今回コミはケーコさんのコーチとして帯同していますので、ただの観客以上に緊張しています。って思っていたらあっという間にケーコさんの出番。ビデオを構え声援を送るコミとタケピさんとマミさん(←引率で来ているクライミング部顧問。さらにちなみにコミはすでにクライミング部顧問ではありません)。と、その瞬間!

 

「!?!?!?!?」

 

誰もが目を疑う不可解な行動に出るケーコさん。ケーコさんに何が起こったのか!?タケピさんは

『あぁ~お前なんで右手ゴニョゴニョ~・・・落ち着け~(怒)!!』

という声援(?)が。さらに実況では

『はい落ち着いて~、時間はたっぷりありますよ~』

と言われている。

 

まあ、そこはケーコさん。その後は落ち着いて、順調に高度を稼ぎ最後のハング抜け口でパンプ落ちしましたが女子の中ではトップで翌日を迎えることができました。うん、上手に登りましたね。

 

 

そして男子が登り始めます。

なかなかレベルが高い。

驚かされたのはオープン参加の中学生、ショウ君です。以前、加須コバトンカップで見たときとは明らかに違う登り。身長も、テクニックも、パワーもすべてにおいて成長していました。

いよいよ登場の我らがクライミング部エース。タイゾーさんの出番です。タイゾーさんはカテゴリー3(おおまかに言うと1、2よりも見えているであろうカテゴリー)に申告しましたが、そこまでは見えておらず、手探りとかすかな視力でホールドを探して登ります。最近は鍼師になるための勉強が忙しく、さらに病み上がりのためトレーニングもままならず調整に失敗したようです。が、そこはタイゾーさん。グイグイとパワーで押し切り125°の出口まで到達します!いやぁ~、ホッとしました。ちなみに動画は恥ずかしいからということでアップしませんでしたが、ダイジェストにちょびっと映っています。

核心!ガンバ!
核心!ガンバ!

動画を見てもらえればわかると思いますが、視覚障害者のクライミングには大切な技術や学ぶべきことが多くあります。

一つはルートの流れやホールドの位置を覚えること。日本選手権でもチャンピオンになったイドッチは、恐ろしいほどの精度で手や足を置いていきます。特に視覚障害者のクライミングでは、これで決まるっていうほど大切な要素です。

さらに保持力。片手を放さなければいけない時間が多くなるので、自然と保持力がついていくのでしょうか。あの体勢で、あのホールドでどうして保持できるの?という奇跡を数多く見てきました。

そして、なんと言っても手に足でしょう。見えてしまうと、つい雑に足を置いたり、切ったりしてしまいますが、う~ん、考えさせられます。ダイジェストの最初に出てくる中学生・ショウの手に足は、もはや小林さん(モンキー代表)の域に到達していますね。芸術的ですらあります。

そして午後からは、明日のアフターワークの練習です。持ち時間は一人15分。どの選手もコーチと入念に打ち合わせをして練習しています。

アフターワーク練習前のケーコさんとコーチのコミ

やる気満々の選手と、やる気の感じられないコーチ。

あぁ~、何もできずにごめんなさい。

アフターワーク練習で終了点をつかむケーコさん

何もしてないと思わせて、

『そこは取ったとしてぇ~って感じで終了点取っておこうよ!』

と、的確な(!?)アドバイスもたまに飛ばすコーチ。

 

9割以上のムーヴは完成させました。核心はやはり最後の125°を越えてからですね。そこまでいかにロスなく登れるかが、明日の鍵となる気がします。

こちらはタイゾーさん&タケピさんペア。

さすがタケピさん。貫禄のある後ろ姿。そして的確なアドバイス。

どこかのペアと違い、息のあった二人です。

タイゾーさんも、やはり125°が難関です。明日はいかに足と手を、すぐに見つけることができるかが勝負です!

そして、ホテルへ。

ホテル、すごかったです。部屋はまぁ、ですが何かコミの世界からかけ離れていました。

翌朝撮ったホテル。たけぇ~!!千葉マリンスタジアムの目の前!
翌朝撮ったホテル。たけぇ~!!千葉マリンスタジアムの目の前!

ホテルの部屋にてミーティング。

明日の作戦を激論しているのかと思いきや、何を食べるかについて熱くバトル。奇しくも今日はタイゾーさんの誕生日!なんと劇的な展開!のでタイゾーさんの希望によりウナギを食べに幕張の街へ繰り出す。

で、ケーコさん。注文したのがこれだけ。山盛りの大根サラダのみ。普段、どんな食生活をしているんでしょう??それじゃ、明日登れないっしょ!?

 

ささやかなタイゾーさんのお誕生日会を開催し、夜は更けていきます。

果たして明日のアフターワークの結果はどうなるのか?

 

ということで、とりあえずおやすみなさい。

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2010年

12月

08日

大発見!!

 

この第1回視覚障害者クライミング世界選手権大会のHPのバナーを見ていて、大発見しました!

って言っても、狭いコミュニティの中の完全なる自己満足ですが。

 

 

パッと見すぐにわかるのは、MonkeyMagicの代表、小林さん。

 

そして小林さんの右横の写真2枚は、第1回視覚障害者クライミング日本選手権の模様ではないですか!場所は中野島にあるPUMP2ですね。

 

かぶっている壁を登っているのは、今は立派なお嫁さんになった元クライミング部のモモではないですか!

さらにその右下でのぞき込んでいるのは、そうコミの師匠でもある寒川・攀HANNのオーナーです!

 

そして、見つけましたよ!

とうとう、こんなところにも載せてもらえるようになりました。忘れもしないこのオレンジのマウンテンパーカーと、いつものように構えたビデオカメラ。懐かしくて感無量。

 

 

ちょうどタイトルの間にはまっています。

思わず拡大して見ちゃいました。

 

 

 

あぁ~、こんな遊びに時間を費やし、書かなければいけないことが遅々として進まず。

本当にごめんなさい。

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